スペース・バルーン

スペースバルーン

「50m超の巨大気球で“宇宙の入り口までの旅”を構想」
茨城発宇宙ベンチャーのスペース・バルーン株式会社は、宇宙と人類の間の最も身近にあるフロンティア「成層圏」へのガス気球による宇宙旅行を構想している。

同社が有人宇宙飛行のために開発するガス気球の大きさは、地上での直径が約50m超になると予測されており、最大20名の乗船が可能。 1時間かけてゆっくり高度30kmまで上昇した後、再び1時間かけて陸から約20~30kmの沖に着水させるという計画だ。
現段階でツアー料金は公表されていないが、最終的には1人100万円で宇宙旅行ができる未来を目指すとしている。

また、同社は2021年2月に成層圏大気球輸送システムの基地として、今までの概念を覆す新しい宇宙港「スペースポートIBARAKI」のコンセプトイメージを発表した。
この宇宙港は、ロケット輸送を中心としたものではなく、成層圏と地球との間を巨大なガス気球が安全に行 き来するための拠点として使われる。

同社の宇宙旅行と宇宙港はどちらもまだ構想の段階ではあるが、近い将来実現することを期待したい

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